過食症は「甘え」や「わがまま」なんかじゃないよ

こんにちは、りなてぃです。

小学校5年生から25歳まで、14年間過食症でした。

みなさんは、

こんなに食べちゃうなんて、私の意志はなんて弱いんだろう・・・

過食症なんてただの甘えだよね・・・もっと自分に厳しくしないと・・・

ストレスで食べ過ぎちゃいましたなんて、ただの言い訳だよね・・・

と、過食のたびに自分を責めてはいませんか?

または、周りから

「過食症とか甘えでしょ?食べなければいいだけなのに、我慢が足りないんだよ。」

「ストレスで食べ過ぎちゃうっていうのはただの言い訳だと思うよ。」

「世の中にはごはんが食べられない人だっているのに、吐くなんてもったいない。贅沢病だ。」

などと、きつい言葉をかけられたことはありませんか?

14年間におよぶ過食症を克服しつつあるわたしが断言します。

それ、違いますよ!!!!

お願いだから、これ以上自分を責めないでーーーー!!!

この記事の内容

過食症は「甘え」とか「わがまま」とか「言い訳」などという、大いなる誤解を解きます。

こんな人にオススメ

  • 過食してしまうのは自分が「甘えている」「わがままなんだ」などと自分を責めている人
  • 身近に過食症の人がいるが、どうして食べてしまうのか理解できず、「甘えなんじゃない?」と思っている人

カンタンに自己紹介

執筆者の自己紹介のための画像

過食症にはきちんとした病名がある

はじめに、過食症はれっきとした病気・疾患のひとつです。

正式名称を『神経性過食症』、または『神経性大食症』といいます。

ここで言いたいのは、「あなたはおかしいから病院に行ったほうがいい」ということではなく、

食べても食べても満たされないほどの自分でもコントロールできない食欲は、立派な症状なんだ

と理解しておきましょう、ということです。

摂食障害は人によって症状の度合いがバラバラなので、骨折で手術するときのように、必ずしも病院に行くべき!というものではないんですよね。(病院に行ったからといってサクッと治るものでもないですしね)

そのため、本人にとっては深刻であっても周囲が「そんなことないでしょ」と軽く捉えてしまったり、本人も「食べ過ぎるのは自分のせい」と思い込んでいて、改善が遅れてしまう場合が多いんです。

ここが難しいところですね。

過食は症状なのに、自分の意志の弱さを責めていた

さて、「過食は(病気の)症状」ということを前提にみなさんにお聞きしたいんですが・・・

”症状”を「甘え」だと断言する人って、どう思いますか?

たとえば風邪をひいて熱を出している人に「そんなのは甘えだ!今すぐ熱を下げろ!」なんて言葉をかける人がいたとしたら・・・

わたしは「いやいや、厳しすぎるでしょ!そんなに責めないで!」と思います。

というか、そもそも今すぐ熱下げろとか無理ですよね。笑

しかし、なぜか過食症で苦しんでいる自分にはこれと同じようなことをやっていたなぁ・・・と思うんです。

毎日自分ではコントロールできないほど食べてしまうのは症状なのに、「私の意志が弱いんだ…私が悪いんだ…」と自分を責めていました。

これ、けっこう思い当たる人も多いんじゃないですかね?ぜひ自分と向き合ってみてください。

ちなみに、わたしは摂食障害になってからというものの、食べるたびに自分を責めない日はありませんでした。

それもそのはずで、当時はなんの知識もない小学校5年生だったので、慢性的な過食に陥っていたのにも関わらず、「なんでわたしはこんなに食べてしまうんだろう…」と、自己嫌悪するという選択肢しか知らなかったんですね。

「ただの食べ過ぎではない」ということを疑いはじめたのは、それから11〜12年経って大人になってからでした。

ですから、このことは特に若いみなさんに知ってほしいし、「自分を責めないで」と伝えたいです。

「過食症はただの食べ過ぎ」で片付けられてしまいがちな世の中

摂食障害の人が自分を責めてしまうことの背景には、当事者の気持ちに寄り添えていない社会全体の風潮があります。

たとえばですが、骨折などの大きな怪我をした人や、ほかの病気の人に対しては、みんな気にかけて優しくしますよね。

でもそれが摂食障害となると、「本人の意志の問題」とか、「単なる食べ過ぎ」などという言葉でカンタンに片付けられてしまう・・・。

”食”は誰にとっても身近なテーマなので、みんな自分の中に”普通”があって、ゆえにそれで苦しむ人の気持ちが想像できない・理解できないということなのかなぁと思います。

これは仕方ないですが、この記事を読んでくださった方だけでもわかってくれたら嬉しいですね。

もう一度言いますが、みなさんに何よりもまず理解してほしいのは、過食してしまうのは決して甘えなんかじゃなく、立派な症状なんだということです。

(自分は病気なんだ〜と、あまり深刻に考えないでくださいねっ!あくまで、ただの甘えなんかじゃないですよーというお話です。)

摂食障害には ”ならざるをえなかった理由” があることを理解しよう

では、なぜ人は摂食障害になってしまうのでしょうか。

それは、心に1人では抱えきれないくらいの大きな苦しみがあるからです。

つまり、”ならざるをえなかった”と理解してください。

ここで摂食障害じゃない人は「へぇー、なるほど」とうなずいてくださる方も多いと思うのですが、

不思議なことに、実際に摂食障害で苦しんでいる人ほどなかなか理解できなかったりするんですよね。

そう、先程もお伝えしたとおり、自分をきつく責めてしまうからですね。

意志の力じゃどうにもならない食欲と闘っているから過食症なんです

過食症の代表的な自責ワードは、「こんなに食べてしまうのは自分の意志が弱いからだ。自分はなんてダメな奴なんだろう。」というものです。

わたし

わかる〜ずっとそうだった〜

わたしも今でこそ「あんな過去だったんだからそりゃあ過食症にもなるわなガハハ(^◯^)」という感じですが、

こうやって自分を認められるようになるまでは相当時間がかかりましたし、正直いまだに責めてしまうこともあります。

でも、意志の力でどうにかなるんだったら、過食なんてとっくにやめられているんですよ。

14年間も過食症をやっていると、さすがにもう自分を責め続けることにも疲れてきて、「こりゃあ自分の中に何かあるな??」と思わざるをえませんでした。(インターネットのお陰でもあるけれど。)

そもそも人間とは、意志の力で頑張るのがめちゃめちゃ苦手な生き物です。大人になって知りました。笑

摂食障害じゃない人でもそうなのだから、これはもうどうしようもありません。

そう考えたら、少し気持ちがラクになりませんかね?

わたしが過食症にならざるをえなかった理由

ちなみにわたしの過食症の原因は、ざっくり言うと生い立ちです。

「もっと親(特にお母さん)からの愛情が欲しい」「親(特にお母さん)に他人の人生じゃなく、自分の人生を楽しく生きて欲しい」という気持ちが根っこにあるなぁと思います。ここはわたしもまだまだ膿出しの最中です。

【摂食障害】14年間苦しんだ「過食症」の原因をまとめてみた【人それぞれ複雑です】

思えば、ずーーっと自分を守るために食べてきました。ほんとの本気で、どうにもならない食欲だったなぁと思います。

ですので、いま過食症に苦しんでいる方は、「過食してしまうのは仕方ないんだ」と思ってくださいね。

「過食症って無理なダイエットの反動でなるんでしょ?」←その理由ダミーです

この記事を読んでくださっている方にもうひとつ知ってほしい大事なこと。

過食症とは切っても切り離せない、ダイエットに関する誤解です。

過食症といえば「無理なダイエットの反動」というイメージを抱いている人も多いと思います。

確かにそういう側面はあるんですけどね。過食症になる人はその前に拒食症を経験することが多いので、栄養不足からカラダが「食べて!」というサインを出します。

しかし、実はそれは極めて表面的な理由に過ぎず、原因の本質ではありません。

そもそも、

「無理なダイエットをしてしまったり、強烈なダイエット願望を抱いてしまう要因は何か?」

ということなんですよね。

それを紐解いていくことが大切で、そうすると心の奥深くに過食症になってしまった根本的な原因が見えてきます。

つまり摂食障害の人は、表向きには「また食べ過ぎてしまった」「太った」「痩せた」などという、目の前の問題に一喜一憂しているように見えるかもしれませんが、深層心理では別のことを叫んでいるんです。

わたしのダイエット願望に潜んでいたもの

ちなみに、わたしも子どもの頃からダイエット願望が非常に強く、無理なダイエットを繰り返してきたタイプ。

小学校5年生で拒食症になり、程なくして反動で過食症へと移行していきました。

理由は、もちろん栄養不足や我慢の反動というのもありますが、それよりもずっと根深い問題を抱えていました。

まず、わたしは高校生くらいまでの間にかなり歪んだ価値観を培ってしまったんですが、それが、

「性格が悪くても可愛ければ幸せ。性格が良くて綺麗な人はあんまりいない。(=幸せじゃない)」

というものです。

わたし

今思うとめちゃくちゃな暴論で草ww

この貧しい価値観は、わたしが小学校高学年〜高校生くらいまでの生い立ちの中で見て・感じてきたことを元に生まれました。

主な原因は、家庭環境・母親との関係・学校での友人関係です。

つまり、結局なんらかの人間関係の問題が根っこにあったことで、「痩せさえすれば幸せになれるのに」という考え方になってしまい、強いダイエット願望を持つようになった、というわけです。

今、「痩せたい」と思っていて体重に一喜一憂している方がいましたら、ぜひ、その感情が自分の中のどんな価値観から来ているのか考えてみてくださいね。

わたしはそれがわかったことで、ダイエットを意識しすぎなくなり、過食が減りました。

今までは体重を気にしすぎているストレスで逆に過食してしまっていたんですよね・・・。

ぶっちゃけ体重は変わっていませんが、カラダによくないものを食べることが減りました。過食症の改善やダイエットにはまずここからだと思うので、すごくいい変化だと思っています。

【まとめ】過食しながら頑張って生きている自分に優しくしてあげて

過食症の人は、とにもかくにも食べてしまう自分を責めがちです。

普通に生きていれば摂食障害に関しての正しい知識を教育されることがないので仕方ありませんが、この記事を読んでくださった方は、あまり自分を責めすぎないでほしいなと思います。

あなたはすでに頑張って生きています。

過食してしまうのは、ここまで生きてくる過程で、過食をしないとやっていられなかった理由があったから。

それは、あなたが弱いからじゃありません。

むしろ、過食しながらもここまで生きてきたあなたは、普通の人には得られない人生経験を積み上げてきた、強く美しい人だとわたしは思います。

だから、これ以上「甘え」とか「わがまま」とか「言い訳」などという言葉で自分を否定して、厳しく律していこうとしなくていいんです。

ぜひ、まずはここまで過食症を抱えながらも頑張ってきた自分をたくさん労ってあげてください。

そして、周りに過食症の人、またはそうかもしれない人がいるという方は、どうか今回お話した内容を理解して接してあげてほしいなと思います。

周囲の理解があるとなしでは、症状の改善スピードが桁違いですからね!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

p.s.わたしが過食症の改善でお世話になっている中村ひろきさんのはこちら!

悩んでいる人は見てみてください。Youtube動画だけで症状が改善した人がたくさんいらっしゃいます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です